よし、今日は勉強するぞ。
そう決めて、机に座りました。参考書を開いて、ノートを広げて、ペンも用意。ここまでは完璧です。
あとはスマホを手の届かない場所に置くだけ。「集中したいならスマホは別の場所へ」とよく言われるので、今日はちゃんとそれを実行してみました。カバンの上にそっと置いて、ひと呼吸。
……静かすぎる。
時計の秒針の音が聞こえます。冷蔵庫の「ブーン」という低い音も聞こえます。自分のペンが紙に触れる音まで、やけに大きく感じました。
勉強するために静かな環境を作ったはずなのに、いざ静かになると、なんだか落ち着かない。そわそわして、座り直して、また座り直して。まだ1文字も書いていないのに、すでに少し疲れていました。
スマホは「音」だけじゃなく「安心」も出していた
そこで気づいたのですが、スマホって、ただ通知が鳴るだけの道具ではなかったんですよね。
画面を見れば誰かとつながっている感じがするし、何かあればすぐ分かる安心感もある。手元にあるだけで、頭のどこかがずっと「待機状態」になっていたのだと思います。
それがなくなると、通知が来ない静けさというより、「何も起きない時間」が急に目の前に現れる感じがしました。普段はそこをスマホでうまく埋めていたんだなあ、と。
気づいたらカバンに手が伸びていた
しばらくすると、自分の右手がカバンのほうへ向かっていました。無意識です。
「ちょっと時間だけ確認しよう」
そんな言い訳が頭の中に浮かんできて、そこで笑ってしまいました。時間なら時計を見れば分かります。ここ、完全に習慣です。
でも、ここで手を止められたのは大きかったです。「あ、今、手が動いたな」と気づくだけで、少し冷静になれました。気づかないまま触っていたら、そのまま30分くらい過ぎていたと思います。
5分だけ、静けさに慣れる時間を作ってみた
そこで、勉強を始める前に「5分だけ何もしない時間」を作ってみました。
何かを覚えるわけでも、問題を解くわけでもありません。ただ座って、部屋の音を聞くだけ。
最初はやっぱり落ち着かないんですが、3分くらい経つと、少しずつ気にならなくなってきます。秒針の音も、冷蔵庫の音も、背景の一部みたいになっていくんです。
そのあとでペンを持つと、さっきよりすっと勉強に入れました。静けさに慣れる時間が、ちょうど準備運動になったのかもしれません。
落ち着かないのは、ダメなことじゃない
今回いちばん思ったのは、「静かで落ち着かない」のは集中力がないからではない、ということです。
ふだんから情報や音に囲まれて生活していたら、静けさに慣れていないのは当たり前。むしろ、その違和感に気づけたことが一つの発見でした。
だから、スマホを置いて落ち着かなくても、「あ、今そわそわしてるな」くらいで大丈夫。無理に追い払わなくていいし、焦らなくていいと思います。
まとめ
- スマホを置くと、思っていた以上に静かに感じる
- 落ち着かないのは、スマホに頼る習慣があったから
- 手がカバンに伸びたら、「あ、今伸びたな」と気づくだけでOK
- 勉強前の5分間、何もしない時間が準備運動になる
勉強を始める前の「静かすぎて落ち着かない時間」は、実はちょっと貴重な時間なのかもしれません。
みなさんは、スマホを置いて勉強したとき、どんなふうに感じましたか?
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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