ふと気づくと、机の上が黄色い。
モニターの縁、ノートの表紙、スタンドの根元。「あとでやる」と書いた付箋が、いつの間にかあちこちに貼られています。貼った覚えはあるのに、何を「あとで」やるつもりだったのかは、もう思い出せない。そんな付箋もあります。
付箋を書いた瞬間は、ちょっとだけ勝った気になる
「あとでやる」と書いて貼る。その瞬間、頭の中がすっとラクになります。
やるべきことを忘れないように書き出した。これだけで、もう半分くらい終わったような気分になるんですよね。実際には何も進んでいないのに。
勉強でも同じです。
- 「英単語、あとでやる」
- 「資格のテキスト、あとでやる」
- 「あの動画講座、あとでやる」
書いた時点では本気です。でも付箋は、書いただけで満足してしまう優秀なアイテムでもあります。
「あとで」は、だいたい来ない
「あとで」という時間は、カレンダーのどこにもありません。
今日の夜かもしれないし、週末かもしれない。でも、いつなのかは決まっていない。決まっていない時間に、人はなかなかたどり着けないものです。
そうしているうちに、新しい付箋が増えていきます。古い付箋の上から、新しい付箋を重ねて貼ってしまうことすらあります。机の上に、「あとで」の地層ができていく感じです。
付箋が増えるのは、やる気がないからではない
ここでちょっと言っておきたいのですが、付箋が増えるのは、怠けているからではないと思っています。
むしろ逆で、「やらなきゃ」と思う気持ちがあるから、付箋が増えるんです。何も気にしていない人は、そもそも付箋を書きません。
ただ、気持ちの量に対して、一度に抱えるものが多すぎるだけ。机の上の黄色い付箋は、頑張ろうとした跡でもあります。
増えた付箋と、仲良くなる小さな工夫
とはいえ、付箋だらけの机のままでは、勉強に向かう気持ちも散らかってしまいます。そこで、私が試してよかったと思う小さな工夫を紹介します。
1. 「あとで」を「いつ」に変える
「あとでやる」ではなく、「今夜21時に5分だけ」と書き直します。時間が入るだけで、付箋が急に現実味を帯びます。
2. 一度に貼る場所を1か所にする
あちこちに貼らず、ノートの端など1か所にまとめます。数が見えると、「意外と少ないな」と思えることもあります。
3. 終わった付箋は、ちゃんと剥がす
これがいちばん気持ちいいです。剥がす瞬間の「ペリッ」という音が、ちょっとしたごほうびになります。
4. 今日やる付箋は、3枚まで
全部を一気に片付けようとしないこと。3枚でも終われば、その日は十分勝ちです。
机の上の黄色は、未来の自分への手紙
あらためて眺めてみると、「あとでやる」の付箋は、未来の自分への小さな手紙のようにも見えます。
「忘れないでね」
「ちゃんと覚えてるよ」
そんな気持ちで書いたのだと思うと、ちょっとだけ愛おしくなります。全部を片付けられなくても大丈夫。まずは、一番上の付箋を1枚だけ剥がしてみる。それだけで、机の上の景色は少し変わります。
さて、あなたの机の上には、今、何枚の付箋が貼られていますか。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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