2026年2月24日火曜日

机の上だけが未来につながっている

夜になると、部屋は静かになる。
窓の外の音も小さくなって、世界が少し遠くに感じる。
その中で、机の上だけがやけに明るい。
スタンドライトに照らされた参考書とノート。
今の自分と、まだ見えない未来をつなぐ細い道のように見える。

正直に言えば、勉強は楽しいことばかりじゃない。
覚えられない単語。
何度読んでも頭に入らない理論。
「これに意味はあるのだろうか」と、何度も思う。

それでも机に向かう。
なぜだろう。
きっと、ここにしか未来への入り口が見えないからだ。

テレビを見ている時間は今を消費している感覚があるけれど、
ノートに書いた一行は、どこか未来に貯まっていく気がする。
目に見えないけれど、確かに積み重なっていく何か。

今日わからなかったことが、
一週間後にふと理解できる瞬間がある。
その小さな「わかった」は、思った以上に嬉しい。
大きな成功よりも、静かな達成感。

机の上は、ただの木の板かもしれない。
でもそこに置かれた本とペンは、
今の自分を少しだけ先へ押し出してくれる道具だ。

未来はまだぼんやりしている。
はっきりした形なんてない。
それでも、今日もページをめくる。
机の上だけが、確かに未来とつながっている気がするから。

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