2026年6月4日木曜日

今日は5分だけ勉強するつもりだった

今日は、5分だけ勉強するつもりだった。

本当にそれくらいの気持ちだった。

机に向かって、少しだけノートを開いて、
すぐにやめてもいいと思っていた。

やる気があったわけではない。

むしろ、今日はもう何もしたくない気分だった。

スマホを見て、動画を見て、
気づいたら時間だけが過ぎていく。

そういう一日になりそうだった。

でも、何もしないまま終わるのも、
少しだけもったいない気がした。

だから、自分に言い聞かせた。

5分だけでいい。

それ以上はやらなくてもいい。

そう決めると、少しだけ気が楽になった。

勉強しなきゃいけないと思うと重たい。

何時間も集中しないといけないと思うと、
始める前から疲れてしまう。

でも、5分だけならできそうだった。

完璧にやる必要もない。

全部覚える必要もない。

ただ、今日の自分が、
少しだけ前に進めばそれでいい。

ノートを開く。

ペンを持つ。

最初の一問を見る。

それだけで、もう昨日とは少し違っていた。

不思議なもので、始める前はあんなに面倒だったのに、
一度手を動かすと、少しだけ続けられる。

5分だけのつもりが、
気づいたら10分になっていた。

10分が、15分になっていた。

もちろん、すごく集中できたわけではない。

途中でスマホも気になった。

眠くもなった。

でも、今日はそれでいいと思った。

勉強は、いつも立派な気持ちで始めなくてもいい。

やる気に満ちていなくてもいい。

気合いが入っていなくてもいい。

むしろ、やる気がない日に、
5分だけでも机に向かえたことのほうが、
案外大きいのかもしれない。

勉強できる人は、毎日燃えている人ではなく、
燃えていない日にも、少しだけ手をつけられる人なのかもしれない。

今日は、たくさん進んだわけではない。

問題集のページも、ほんの少ししか進んでいない。

でも、ゼロではなかった。

何もしなかった一日ではなかった。

それだけで、今日の自分を少しだけ許せる気がした。

5分だけ勉強する。

それは小さすぎる目標に見える。

でも、始められない日には、
その小ささがちょうどいい。

大きな目標は、時々人を止めてしまう。

小さな目標は、そっと背中を押してくれる。

今日は5分だけ勉強するつもりだった。

でも、その5分が、
今日という一日を少しだけ変えてくれた。

明日もまた、完璧じゃなくていい。

5分だけでもいい。

その小さな積み重ねが、
いつか自分を少し遠くまで連れていってくれるのだと思う。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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