教科書を読む。
ノートをまとめる。
単語帳を見る。
参考書にマーカーを引く。
もちろん、それも勉強です。
でも、具体的に効果のある勉強方法を考えてみると、実は「覚える時間」よりも「思い出す時間」のほうが大事なのではないかと思います。
なぜなら、人は見ているだけでは、意外と覚えていないからです。
読んでいるときは、わかった気になります。
説明を聞いているときも、理解できた気になります。
でも、いざ問題を解こうとすると、手が止まることがあります。
「あれ、なんだったっけ」
「見たことはあるのに出てこない」
「読めばわかるけど、自分では説明できない」
こういう状態になるのは、頭の中に入っていないというより、取り出す練習が足りていないのかもしれません。
勉強で大切なのは、知識を入れることだけではありません。
必要なときに、自分の頭から取り出せることです。
つまり、思い出す練習です。
たとえば、教科書を1ページ読んだあとに、すぐ次へ進むのではなく、一度閉じてみます。
そして、今読んだ内容を何も見ずに思い出してみます。
「何が書いてあったか」
「大事な言葉は何だったか」
「人に説明するとしたら、どう話すか」
これをやるだけで、勉強の質はかなり変わります。
ただ読むだけなら、目で文字を追って終わりです。
でも、思い出そうとすると、頭が本気で動きます。
忘れている部分にも気づけます。
あいまいな部分にも気づけます。
本当に理解できている部分も見えてきます。
問題集を解くことも、思い出す勉強のひとつです。
答えを見ながら覚えるのではなく、まず自分の頭で考えてみる。
間違えてもいいので、一度出そうとしてみる。
そのあとで答えを見ると、ただ読むよりも記憶に残りやすくなります。
間違えた問題ほど覚えやすいのは、頭が強く反応するからだと思います。
「ここがわかっていなかった」
「この言葉を思い出せなかった」
「考え方が途中で止まった」
そうやって自分の弱い部分が見えると、次に勉強する場所もはっきりします。
勉強時間を増やしているのに成果が出ないときは、もしかすると読む時間が多すぎるのかもしれません。
ノートをきれいにまとめることに時間を使いすぎているのかもしれません。
もちろん、まとめることが悪いわけではありません。
ただ、まとめただけで満足してしまうと、実際に思い出せるかどうかは別の話になります。
勉強したあとに、何も見ずに説明できるか。
昨日やった内容を、今日もう一度思い出せるか。
一週間前に覚えたことを、もう一度取り出せるか。
こういう確認を入れるだけで、勉強はかなり実用的になります。
おすすめなのは、短い復習を何回かに分けることです。
勉強した直後に1回。
次の日に1回。
数日後にもう1回。
そのたびに、答えを見る前に思い出してみます。
完全に覚えていなくても大丈夫です。
大事なのは、思い出そうとすることです。
その作業をくり返すうちに、知識は少しずつ定着していきます。
覚える勉強は、頭に入れる勉強です。
思い出す勉強は、頭から取り出す勉強です。
テストでも、仕事でも、資格試験でも、本当に必要なのは取り出せる知識です。
だから、勉強するときは「もっと読もう」と考える前に、「一度思い出してみよう」と考えてみる。
それだけで、勉強のやり方は少し変わります。
覚えるより、思い出す。
地味ですが、これが具体的に効果のある勉強方法なのかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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のぞいてみてください
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