もちろん、机に向かう時間は大切です。
けれど、やり方が合っていないと、同じ時間を使ってもなかなか頭に残らないことがあります。
逆に、少しだけ勉強方法を変えるだけで、覚えやすくなったり、続けやすくなったりすることもあります。
今回は、具体的に効果のある勉強方法について考えてみます。
まず大切なのは、最初から完璧に覚えようとしないことです。
勉強を始めると、つい一回で全部理解しようとしてしまいます。
でも、一回読んだだけで全部覚えられる人は、あまり多くありません。
大事なのは、一度で覚えることではなく、何度も思い出すことです。
教科書や参考書を読むだけで終わるのではなく、読んだあとに「何が書いてあったかな」と思い出してみる。
これだけでも、勉強の効果はかなり変わります。
覚える勉強ではなく、思い出す勉強にする。
これが一つ目のポイントです。
たとえば、英単語を覚えるときも、単語帳を眺めるだけではなく、意味を隠して思い出してみる。
歴史なら、年号や出来事を見たあとに、何も見ずに流れを説明してみる。
数学なら、解説を読んだあとに、もう一度自分の手で解いてみる。
見る時間より、思い出す時間を少し増やす。
それだけで、頭に残りやすくなります。
次に大切なのは、勉強を細かく分けることです。
「今日は3時間勉強する」と決めると、少し重く感じることがあります。
始める前から疲れてしまうこともあります。
それよりも、「まず10分だけやる」「この1ページだけやる」と決めたほうが、始めやすくなります。
勉強で一番大変なのは、始める瞬間かもしれません。
始めてしまえば、意外とそのまま続けられることもあります。
だから、最初の目標は小さくていいと思います。
10分だけ英単語を見る。
問題を3問だけ解く。
ノートを1ページだけ見直す。
小さく始めることで、勉強への抵抗が少し下がります。
三つ目は、間違えた問題を大切にすることです。
間違えると、少し嫌な気持ちになります。
自分はできていないのかもしれない、と思ってしまうこともあります。
でも、勉強では間違えた問題こそ大事です。
間違えたところには、自分がまだ理解できていない部分がはっきり出ています。
そこを直せば、次はできる可能性が高くなります。
正解した問題を何度もやるより、間違えた問題をもう一度やるほうが効果的なこともあります。
間違いは、失敗というより、次に覚える場所を教えてくれる目印です。
ノートに間違えた問題だけをまとめる。
なぜ間違えたのかを一言だけ書く。
数日後にもう一度解いてみる。
こうすると、自分だけの弱点ノートができます。
四つ目は、人に説明するつもりで勉強することです。
ただ読むだけだと、なんとなく分かった気になります。
でも、人に説明しようとすると、自分がどこまで理解しているのかがよく分かります。
実際に誰かに説明しなくても大丈夫です。
一人で声に出して説明してみる。
ノートに短くまとめてみる。
頭の中で「これはつまり、こういうこと」と言い換えてみる。
説明できるということは、かなり理解できているということです。
逆に、説明しようとして言葉につまる部分は、まだあいまいな部分です。
そこをもう一度見直せば、理解が深くなります。
五つ目は、復習のタイミングを少し工夫することです。
勉強した直後は覚えていても、時間がたつと忘れてしまいます。
これは自然なことです。
だから、忘れる前提で復習することが大切です。
今日覚えたことを、明日もう一度見る。
数日後にまた見る。
一週間後にもう一度確認する。
このように間をあけて復習すると、記憶に残りやすくなります。
毎日長時間やるのが難しくても、短い復習を何回か入れるだけで違います。
六つ目は、勉強する場所と時間をある程度決めることです。
毎回「いつやろう」「どこでやろう」と考えていると、それだけで疲れてしまいます。
夜ご飯のあとに10分だけやる。
朝起きたあとに単語を5個見る。
机に座ったらまず昨日の復習をする。
このように決めておくと、勉強を始めるまでの迷いが少なくなります。
勉強は気合いだけで続けるより、習慣にしてしまったほうがラクです。
七つ目は、できたことを見える形にすることです。
勉強は成果がすぐに見えにくいことがあります。
だからこそ、自分がやったことを小さく記録しておくと続けやすくなります。
今日やったページに印をつける。
カレンダーに丸をつける。
解いた問題数を書く。
覚えた単語数をメモする。
小さな記録でも、「ちゃんと進んでいる」と分かるだけで気持ちが少し楽になります。
勉強は、急にできるようになるものではないかもしれません。
でも、効果のある方法を少しずつ取り入れていけば、同じ努力でも結果につながりやすくなります。
読むだけで終わらせず、思い出してみる。
長くやろうとせず、小さく始める。
間違えた問題を大切にする。
人に説明するつもりで考える。
忘れる前提で復習する。
こうした方法は、特別な才能がなくても使えます。
勉強が苦手だと思っている人ほど、やり方を変えるだけで少し楽になることがあります。
大切なのは、根性だけで続けようとしないことです。
自分に合ったやり方を探しながら、少しずつ進めていく。
それだけでも、勉強への重さは少し軽くなります。
今日できることは、大きなことではなくていいです。
まずは10分だけ。
まずは1問だけ。
まずは昨日の内容を少し思い出すだけ。
その小さな積み重ねが、あとから大きな力になっていくのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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